青天の霹靂

美和

彼からこの関係を終わりにしたいと言われた

一人がいいと

私のこれからを背負うのは荷が重いと


不倫が成功する確率は低い

そんなこと関係ないって思ってた


2年前の闇に私から別れを切り出した時、正直安心したんだ

潮時だったのだと

そこから私が離婚するまでは支えてやりたいとの思いでいた

不倫関係が解消された今、いいとこ取りが良かったってことに気がついたんだ


本当に納得いかないよ

確かに彼の家にお世話になるのは予定より早すぎた

でも喜んでると思ってた

荷物運んで、クイーンサイズのベッドを買ってくれて

家電も新しくして私が暮らしやすいようにしてくれた


なのに

私がこの家に住み続けることをやめて欲しいと言うの


何もかも上手くいきそうで怖いくらいではあった

でも最後にこんな最低なオチだなんて


夢なのかな?

現実を直視できないでいる


今すぐ出ていくという訳ではなく、秋くらいにはという話になったりしたけど

それまでに心変わりするかもしれない


彼は全て話して考えを変えることは無いなんて言ってるけど…


最近ダイエットのため寂しい食事だったから、美味しいご飯作りまくることにするし

エッチもがんばる

それが原因じゃないとは言ってたけど、出来ることはやる


それにしても

幸せの絶頂から突き落とされたよ

ほんとなのかな

納得行かないよ

嘘だよって言ってよ

怒らないから考え直して

泣きながら彼に訴えた


彼はいつものように優しく髪を撫でて

これ以上困らせないで

考えは変わらない、の一点張り


そんな…

だって、これからずっと彼と一緒にやっていくつもりだったのに

人生を預けてたんだから

養うよ

守るよ

その言葉をこれからも信じていこうとしてたのに


彼はかつて自分から別れを告げることはないと言っていたのに…

一時の気の迷いであればいいのだけど…


愛されているんだと思ってたのが勘違いだったってこと?

涙がとまらない

長男と次男

美和

長男には彼のこと打ち明けた。


彼氏の所にお世話になってるの。

車も買ってくれたんだよ、ずっと支えてくれてた人なの

って。


長男は

そうだと思ってたよ。

良かったね、そう言った。


オトナになったな…


次男には隠してる。


闇だった時、不倫はダメ、でも母さんだから許すと言ってた。


とても仲良しで

私のことものすごく心配してるんだよな。

守ってくれる人がいると分かったら、安心してくれるかな。

もう仕事もしてるんだし、彼女もいるし、色々経験もして大人になってるだろうし…


でも不倫していたのだと知ったら許せないかもしれない。

そういうところがありそうな子なんだよなあ…


嘘を突き通すのも優しさなのかもしれない。